2007年夏・シンガポール旅行記 −2007/8/30(木)−

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3日目は、終日ツアーの予定が組まれていて、朝9:00から夜21:30までずっと観光。水陸両用車による市内観光ダックツアー〜バルーンに乗って上空からの市外見物〜午後はセントーサ島に行って、イルカショー、水族館、スカイタワーのあと、ショーを見てホテルに戻る、というコースだ。

<ダックツアーで市内観光>
今日は7:30起床、9:00にホテルロビーに集合して、まずは市内観光。サンテック・シティ・モールまでマイクロバスで行って、ダックツアーに乗る。かつては軍の水陸両用車だったの改造して、市内観光に使っている。陸も水の上も自由自在なアヒルになぞらえて「ダック」らしい。ただ運転手は水陸両用とは行かず、陸上用のバスの運転手と水上用のボートの運転手の二人が交代で操縦する。ガイドは元気の良いお姉さんだが、言葉は英語だけだし、エンジンの音や風の音も大きくて、なかなか聞き取れない。 乗船者(乗車者?)全員にミネラルウォータを1本ずつプレゼントあり。 また、車中で出されるクイズに答えると、ガーガーと鳴るダックの笛がもらえる。問題は3問で、エスプラネードセンターの窓の数、ダックツアーの各車両の愛称、もういっこは忘れた。市内をめぐったあと、乗ったままで川に入り、川面からもシンガポールの市街を楽しめて、所要時間は約1時間。水上から、マーライオンや、シンガポールの高層の町並みを見るのはなかなか面白かった。

午前中の予定は、このあと、ヒッポツアーという二階建てバスにちょっとだけ乗って移動し、バルーンで40階建て相当の上空から市街見物のはずだったが、風が強いために今日は飛ばないとのこと。昨日の午後は、ホテルの窓から気球が飛んでいるのが見えたので、乗れなかったのは残念。夜も22:00まで営業しているので、日中と夜の二回乗ると、夜景と昼間の景色を比べられて面白いらしい。一回S$23だが、24時間以内に乗ると二回目はS$13なのは、夜も乗れ、ということか。仕方ないので、係留されたバルーンの前で写真だけ撮って、トイレ休憩後、午後の予定のセントーサ島へ向かう。

<セントーサ島>
シンガポール本島から500メートルのリゾートアイランド。「セントーサ」は、マレー語で「平和、静けさ」を意味するそうだ。島全体がアミューズメント・ゾーンになっている。島へ渡る方法は、モノレール、バス、タクシー、徒歩など色々あるが、今回はロープウェイだ。ロープウェイの駅から、島内をめぐるバスでイルカショーの行なわれる海辺まで行って、まず昼食となる。島内の移動は、全てこのバスで行なう。オレンジの車体のバスが走っていて。ブルーライン、レッドライン、イエローラインと三つのコースで、島の中を縦横に移動できる。無料で利用可能。

昼食は、「Samundar/サムンダール」というレストラン。旅行会社のパンフレットによると、西洋風インド料理という触れ込み。西洋風というのは、料理がスープから始まって順番に供されるかららしい。メインは鶏肉のステーキで、この他にサモサ、スープ、デザートにやっぱりスイカ。ここでも飲み物は別料金なので、ヨーグルトベースの飲み物・ラッシーにしておく。 キーウィー、パイナップル、マンゴーなどの果物とヨーグルトを混ぜたもので、これがなかなか美味だった。インド料理なので、香辛料がふんだんに使われていて、子供達にはちょっと「変な味」という感想だったが、ある意味これも異国文化の実地勉強かも。

<ドルフィン・ラグーン>
食事のあとは、ドルフィンラグーンと名づけられたイルカショー。ショーの中味自体は、イルカがジャンプしたり、ボールを扱ったり、輪っかをくぐったりというものだが、ピンク色のイルカがこなすのが売り物。良く見る黒というかグレーのバンドウイルカより、ずんぐりむっくりのちょと太目体型。ロイさんの解説によると、生まれた時はグレーなのが、10歳ぐらいから徐々にピンクになるとのこと。運動能力はバンドウイルカより劣るので、高く飛んだりするは苦手らしく、また訓練も難しいそうだ。ショーの中では、お客さんをつのって、ピンクイルカと触れ合うパートが2回ある。一つは大人2名対象で胸まで海に浸かってしまうので、濡れてしまっても良い準備が必要だ。こういう時は、男より女の人のほうが度胸が良い。もう一つは、もっと浅瀬で子供1名が対象。いずれも早い者勝ち、手を挙げた者勝ちなので、参加したい場合は、会場の前の方に陣取ることが必要。

ショーの後には、イルカにタッチして写真を撮るサービスがある。S$15/一回で、二人まで海に入っていい。スタッフが上手く目線を誘ってくれ、にっこり笑ってイルカに触れる写真が撮れる。浅瀬で撮るとはいえ、膝まで以上は海に入るので、ズボンの替えぐらいは準備しておいた方がベターだ。まぁ、濡れてもすぐ乾くけど。

<アンダー・ウォーター・ワールド>
ドルフィンラグーンの次は、アンダーウォーターワールドと名付けられた水族館。タッチプールで、ヒトデ、エイ、小魚に触れる。目玉は回廊の中を移動しながら、自分達の頭上や周りを魚が泳いでいくのを見られる水槽。こっちが見ているのか、魚に見られているのか、と言う感じだ。水槽のガラスの厚みは60ミリあって、屈折の加減で魚の大きさは30%小さく見えるらしい。ここは足元が、回転寿司のようなベルトコンベアになっているので、魚を見上げながらボ〜っと立っていれば、勝手に進んでいける。この回転寿司タイプの水槽は子供には好評だそうで、3周〜4周する子もけっこういるらしい。他には水槽の中にダイバーが入って餌をやるシーンが見られたり、世界最大のカニとして日本のタカアシガニが展示されていたり、クリオネの水槽があったり、楽しめる。

再びバスで移動して、こんどはスカイタワー。リング状に設えられた座席が、地上110mまで上昇して回転するので、360度のパノラマが楽しめる。 シンガポールの街、海に浮かぶタンカーや客船、セントーサ島のマーライオンタワーなどを見下ろす。昨日のバルーンを逃した分は、これが上空からの観光ということで。晴れて天気が良ければ、インドネシアの島々やマレーシアまで望めるそうだ。今回はちょと曇っていたのが残念。

<4Dマジック、バタフライパーク>
スカイタワーの後は、夕食までフリータイム。4Dマジックショーとバタフライパーク&昆虫館を楽しんだ。4Dマジックショーはメガネをかけて楽しむ立体映像のショー。椅子が揺れたり、足元にザワザワっときたり、水しぶきが顔面に飛んできたりと、アミューズメントパークには良くあるヤツなので、わざわざサントーサ島でという気もするが、2時間弱の間に楽しむには適当。バタフライパーク&昆虫館の方は、熱帯植物が生い茂るところに2千匹の蝶が舞っていて、きれいだ。昆虫館の方も東南アジア独特の昆虫標本が集められている。これら以外で楽しむとしたら、イメージ・オブ・シンガポールという博物館か、リュージュあたり。リュージュは滑り降りたあとは、出発点までもどるスキー場にあるような二人乗りリフトとペアになっている。フリータイムの後は、集合後に夕食。「The Arches」というレストランで、バイキング形式。

<ソング・オブ・ザ・シー>
レストラン近くで、マーライオン・タワーをバックに、ロイさんに写真を撮ってもらって、セントーサ島最後のイベント「ソング・オブ・ザ・シー」というミュージカル。 歌と、噴水と、炎と、レーザー光線の映像と、最後に花火とを組み合わせたショー。 ストーリーは、海に眠る姫を歌の力で目覚めさせる、という「眠りの森の美女」っぽいものだが、大規模な水のスクリーンに映すレーザー光線の映像は見もの。 言葉は全部英語だが、映像ショーなので言葉はそんなに気にしなくてもOK。 ここでもロイさんのアドバイスに従って、出口に近い席に座って、ショーの後は早々に脱出する。 一日一回の夜のショーなので、終わると、島に来ていた3000人近くの観光客がいっせいに引き揚げるから、大混雑になるらしい。 確かにたいそうな混雑で、ロイさんからはぐれないように、一生懸命着いていく。

本日の予定はこれで終了。またまたマイクロバスでホテルまで送ってもらい、就寝。明日はシンガポールの最終日で、終日フリーデイだ。

(2007/9/29更新)

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