インドネシア・シンガポール出張記 −2004/3/24−

2004/3/24(水)
JR京橋駅から関空快速で空港へ。フライトは12:00なのだが、適当な時間の電車がなく、9:30ごろに空港に着いてしまって、空港内をうろう ろとする。空港内の売店で、旅行中のメモを取る手帳を買っていたら、会社の知り合いにバッタリ遭遇。聞けば同じ便でシンガポールに向かうところなんだそう な。いやはや、狭いね・・・・。国際線に乗るのも随分久しぶりなので、シンガポールエアラインのチェックインカウンターでも、なんとなくモタモタする。搭 乗する便はSQ985で、座席は43G。真ん中三列席の右端通路側だ。

出発まで時間があると思ってのんびりしていたら、気が付くと11:30。なんだか急にあわてて出発ゲートに急ぐ。空港内を移動するトラムに乗ってい ると、SQ985便の最終搭乗案内とか!。搭乗ゲートに着くと職員が待ち構えていて、走りながら、パスポートと搭乗券のチェック。走りこんだ機内には、皆 さん着席済み。同行のH女史を見つけて、お互いにホっとする。

シンガポールエアラインは初めての利用。機体はボーイングの777−300(JUBILEE)、3席の座席が三つ並んでいて、席の幅は十分。ふだん の東京出張で乗っている新幹線の座席に比べると、ずいぶんゆったり座れる。各席には小型の液晶モニターがあり、「ワイズシステム」という名前が付いてい る。肘掛につけられた端末を取り出して使い、映画だの、音楽だのがオンデマンドで視聴でき、TVゲームも遊べて、電話機にもなるという多機能端末だ。映画 は、マトリックスの三部作が揃っていたり、ラスト・サムライだの、タイム・ラインだのといった、日本なら今ロードショウの最中というのもあり、日本語吹き 替えの作品もけっこうある。音声が英語の作品も字幕が中国語だったりするので、漢字を見ながら、英語を聞きながらで、けっこう楽しめる。

離陸は12:00ちょうど、その後の30分ぐらいはけっこう揺れたが、13:00ごろからは安定飛行。出てきたおつまみに赤ワインを飲みながら、マ トリックス・リローデッドを見始める。そのうちメニューが配られて、ランチタイム。和食、洋食の二種類があり、和食の方は、京都の「菊乃井」という料亭の 村田吉弘氏の特別料理なんだとか。

ちなみに和食のメニューは、

だけど、食べたのは洋食の方で

15:30ごろにマニラ上空通過。映画もマトリックス・リローデッドからレボリューションへ。その後、ジャカルタの情報をワイズマンで見ていると、 インドネシアの通貨・ルピアとの換算レートは、US$1=Rp8,367.14、空港から市内まではタクシーでRp20,000、だそうな。こういった各 地の都市情報や観光情報もこれで見ることが出来る。少なくとも飛行中の時間つぶしには事欠かない。

18:00ごろ、機長よりまもなくシンガポール到着のアナウンス。現地の天候は曇りで、気温は30℃だそうな。3月末の日本もけっこう気温が高かっ たが、30℃っていったら真夏の気温だよね。げんなりしながら、シンガポールエアラインのアンケートなど書いてみる。

18:35、シンガポールはチャンギ空港到着。ゲートはF59だ。日本との時差は1時間なので、現地時間17:35に時計を合わせる。次のジャカル タ行きSQ164便までの乗り継ぎ時間は、1時間20分ぐらいある。ゲートはE12で、チャンギ空港のいちばん端っこ。とにかく広いチャンギ空港を20分 ぐらい歩く、歩く。この空港はターミナル1と2があって、二つの間は列車で繋いでいるそうだが、ターミナルの中だけでも交通機関を設けてほしいぐらいだ。 E12ゲートまで歩いている途中にも、ショッピングのための場所はワンサカあり、女の人ならここだけでも一日楽しめることだろう。

18:00(シンガポール時間)、乗り継ぎのSQ164便に搭乗。機体は関空から乗ってきたのそのままで、座席も同じところ。18:50ごろタキシ ングを始めたのだが、これがかれこれ15分ぐらい。空港の端っこのゲートから滑走路まではさぞかし遠いのだろうか。離陸は19:10。

ジャカルタまでの飛行時間は1時間30分ほど。こんな短時間なのに、ちゃんと食事が出てくる。関空からの機内で食べたのがランチで、今度のがディ ナーというわけだ。メニューはフィッシュ&ポテトか、ビーフ&ライスか、という選択で、ビーフの方を選んだのだが、これがまた赤、緑のトウガラシがふんだ んで、ピリ辛のビーフカレー。デザートはマンゴープリンのイチゴソース掛け。こっちはまたメチャ甘だ。飲み物は赤ワインにオレンジジュース。

食事を終えたのも束の間、早々にトレーの回収に回っている。それもそうだ、たった1時間半ほどのフライトで、配膳して、回収までするのだから、忙し いことこの上ない。食事を終えてから、時計をインドネシア時間にセット。シンガポールより更に1時間遅い。日本とは時差2時間ということになる。地理的な 位置からすると、ジャカルタの方が東側にあるのに、時間はシンガポールより遅いのも不思議な感じだ。

インドネシア時刻で19:30(日本時間なら21:30)、ジャカルタのスカルノハッタ空港着。現地の気温は29℃。シンガポール乗り換えの時は、 気温30℃とかいっても建物の中で空調が効いていたが、今度は飛行機から降りるとさすがに蒸し暑い。持参の扇子が役に立つ。

飛行機を降り立って、順路を進んでいくと、「両替カウンター」と「到着ビザ発給カウンター」がある。事前にビザを取っていない場合は、ここで、滞在 が3日以内ならUS$10、4日以上ならUS$25でビザを取得する。ビザは国内で取っていたのでここは通過して、イミグレーションに並ぶ。肩に徽章をつ けたいかめしい顔の職員が、パスポートを見ながらいろいろと作業をしているのだが、高いカウンターのせいで職員の顔しか見えない。表情がちょっと難しげに なると、それだけで何かややこしい質問でもされやしないかと不安になる。けっきょく何事もなく通過したのだが、余計な緊張をするもんだ。

コンベアから荷物を取って、次は税関なのだが、格別チェックをするわけでもなく、先に行けと指示される。時刻も20:00近いので、彼らも早く仕事 を終わりたいのだろうか。現地からもらった注意事項リストには、税関を過ぎたところで、制服の職員のような現地人が寄ってくるが、彼らは荷物を運んでお金 をせびるだけの人たちなので、注意するようにと書いてあったので、税関通過後も緊張して出迎えを待つ。税関を通過したところで、柵の外に迎えのH氏を発 見。車に案内してもらう。

20:15空港を出発、高速道路をホテルへ移動。最近インドネシアへ出張したY氏の話では、すごい渋滞で空港からホテルまで2時間近くかかったとい うので、どうなることかと思ったが、順調に市内に入る。途中、車の量が相当多いなとおもっていたら、これでもふだんの1/10ぐらいの交通量らしい。近 く、4月5日に選挙があって、そのキャンペーンの一環で町に車を減らそう、というのをやっているそうな。21:00には宿泊先のホテル、「グランマハカム」に到着。ここで 驚いたのが、ホテルの玄関に車を着ける前の爆弾チェック。一台ずつ、車のボディの下、トランクを開けて、探知機でチェックする。聞けば、ホテル近くで実際 に爆発したことがあり、それから警戒を強めているそうで、なんだか物騒な。

出迎えてくれたH氏も、「ホテルの外には絶対に出ないで下さい」とのこと。やはり日本人は格好の標的で、ホテル近くを探索に出ている時に、足を引っ 掛けられて転ばされ、窃盗に遭う被害も発生しているらしい。そんな話を聞かなくても、実際にホテルの周りは、夜はもちろん、日中でもあまり出歩きたくないよう な雰囲気だ。

さて、無事に爆弾チェックも通過してチェックイン。このホテル・グランマハカムでは、チェックイン時にウェルカムドリンクとして、ノンアルコールの カクテルを供してくれる。柑橘系がベースのさっぱりしたカクテルで、なかなか美味しい。明日朝は、今日迎えに来てくれたH氏のドライバーが来てくれるとの事。H氏とはここでお別れし、部屋に入る。

室内は十分に広く、ベッドには朝食メニューの紹介と一緒に花が置いてあったり、ソファ横のテーブルには柑橘類や生花が飾ったあったりと、けっこう しゃれている。なにせインドネシアなんて初めてだから、浴室のお湯がちゃんと出るのかとか心配したが、設備は快適だ。ただ、水道の水は飲まない方が良いら しく、バスルームの洗面台にはミネラルウォーターが二本置いてある。歯磨きもコレでするように、というのを後で聞いたのだが、水道で歯磨きしても別段なんともなかったんだけどな。TVも各国の放送が視聴でき、日本語放送はNHKがあって、朝の連ドラ「てるてる家族」も見られるというもんだ。

明日は朝8:00にピックアップ。気が付くと、時刻は22:00近い。日本時間だと24:00ということになり、体内時計は日本時間のままなので、 旅の疲れもあってかなり眠い。シャワーを浴びて早々に寝てしまう。

(2004/5/6更新)

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