インドネシア・シンガポール出張記 −2004/3/25−

2004/3/25(木)
昨夜は、夜中になんどか目が覚めた。その時に気が付いたのがディスコの騒音というか、ドラムとかベースの低い音が床から伝わってくること。そういえば、ホテルと繋がっている隣のビルの地下がディスコで、という話をH氏から聞いたなぁ、と思い出した。夜中の2:00ぐらいにはけっこうな音だった。

朝食は、ホテルの中二階でバイキング形式。同行のH女史と7:00に待ち合わせて、食べに行く。基本は洋食だが、日本食のご飯に味噌汁、お粥も準備してある。漬物にはキムチまであるので、ちょっとびっくり。コーヒーはかなりストロング。ジュースのコーナーには、ストロベリーというのがあったのでトライしてみたが、これは甘すぎて後悔しきり。パンも食パン、フランスパンから甘い菓子パンのようなのまで種類がそろっているし、リクエストに応じて、卵をスクランブルだの、サニーサイドアップだのに焼いてくれたりで、食事に関してはけっこうご満悦だ。

食事を終えて戻る時、部屋のあるフロアに着いて、エレベータを降りると、我々と入れ替わりに、パンツ一丁のおじさんがエレベータに乗り込んでいった。こりゃなんじゃ、とH女史と顔を見合わせている隣を、彼はそ知らぬ顔で通り過ぎて、そのままエレベータで上の階に上がっていったのだった。後で考えると6階にあるプールに行ったのらしい。そういえばアレは下着じゃなくて水着だったのか。このホテルには、プールもあるし、フィットネスクラブもあって、設備だけ聞くとちょいとしたリゾートホテルみたいだ。

8:00にホテルを出ると、道の反対側に昨日の運転手氏が待っている。彼には英語が通じないので、とりあえずグッドモーニグの挨拶だけを交わして乗車。車は日本車で右ハンドル。昨日は気が付かなかったけど、「車は左、人は右」の日本と同じ交通ルールだ。ジャカルタ市内は、人も車も、そしてバイクも多く、二人乗りのバイクがビュンビュンと走ってゆく。郊外に出て高速道路に入ると、運転手氏はどんどんスピードを上げて、120キロぐらいで走る。最初のうちは物珍しさで、高速の両側を眺めていたが、30分も走り続けていると、いったいいつ会社に着くのだろうという気分になる。けっきょく1時間ぐらい走って到着。高速道路走行を堪能した出勤だった。

会社では、社長U氏にご挨拶して、関係者との顔合わせ、システム操作説明会、実践練習などなどをこなしていったが、社長室で飲ませてもらったコーヒーが、軽くて飲みやすく、ジャワ名産のトラジャコーヒーはこれか、という感じだった。一日に何杯でもいけそう。

さて、日中の仕事のことはさておき、会社からの帰りの車の中でH氏が説明してくれたところによると、インドネシア人は歩くのが大嫌い。ちょいと移動するにもバイクや車を利用するそうな。おかげで車の台数が増えすぎて、市街地では朝夕の通勤時間帯には、3人以上乗っていない車は走っちゃダメの制限があったりする。またバスの利用を促進しようと、幅の広い道路の真ん中部分には、バス専用の路線が作ってあって、ここをハイスピードで飛ばしてゆく。危なっかしいのは、このバス専用路が交差点とかで、両脇の一般者の走る道と交差するところ。バスは何の遠慮もせずに高速のまま走ってゆくので、事故がけっこう起きてるらしい。

それから、たくさん走っている二人乗りのバイク。実はこれタクシーなんだそうで、オジェック(ojek)と呼ぶ。後に乗っているのは友達を積んでいるのではなく、お客さんなんだそうな。歩くの嫌いインドネシア人を目当てに、バス停でオジェックが待っていて、バスを降りた処から目的地までを、このオジェックで移動するのだという。そう言われてみると、後席の人は運転手の腰にしがみつくでもなく、膝の上に荷物を押さえて、シートの脇の辺りをしっかりと握っている。身体も運転手に密着させずに、うしろに反り返ったような姿勢で乗っている。

そんなインドネシア交通事情を聞きながら、夕食に案内してもらったのは、タイの鍋料理「coca suki(コカスキ)」。H氏と彼の上司のG氏に連れて行ってもらった。マレーシア、シンガポールあたりにも展開しているチェーン店らしい。店内で目に付くのは従業員の数。薄い紫色の制服がアチコチにあふれている。このときは4人で個室を使って食べたのだが、付いてくれる従業員は3人。店の中にも客の数と同じぐらいかと思うぐらい、従業員があふれている。まぁ2億人の人口の国なので、人を使って安く物事を済ませるのが流儀みたいだ。

さて、コカスキは鍋料理といっても、気分はシャブシャブで、A3両開きぐらいのデカいメニューから肉だの野菜だのを選んで、鍋で煮て、そのスープを小鉢にとってピリカラのソースを加え、これで煮えた具を食べる。メニューはちょっと怪しいけど日本語で書いてあるので、オーダーも楽だ。ビールはBalihai Beer。暑い国のビールは、沖縄のOrionビールもそうだが、軽くてスイスイ飲んでしまう。文字通り水代わりといったところ。ビールだけを味わうのだったら、エビスとかもっと濃いのが嬉しいが、ピリカラの料理にあわせる食中酒としては、こんなのの方が合う。インドネシアの焼き飯と焼きそばであるナシゴレン、ミーゴレンも注文して、満腹。この日に限らず、出張期間中は現地出向の日本人の方が夕食を案内してくれたので、ずいぶん食べ過ぎた。帰国の翌日は健康診断だというのになぁ・・・・。

二次会は、カラオケの葡萄屋。←ここはX指定(^・^)rです。

 

(2004/5/6更新)

3月24日へ 戻る 3月26日へ


 (C) copyright Max Shinki : max@dsk.zaq.ne.jp
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送