2007年夏・シンガポール旅行記 −2007/8/31(金)−

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最終日。チェックアウトが16:00、空港へ向かうピックアップが18:15と決まっているのみで、あとは終日フリーデイ。

<プールとお買い物>
子供達が、いたくホテルのプールを気に入って、ぜひもう一度というので、朝食後に9:00からプールへ。さすがに、この時間だと他の利用者はいなくて、我が家の貸しきり状態、二人とも1時間ほど全開モードで泳いでいた。この後は終日市内をあちこち歩き回るつもりなんだが、ちょとは体力を温存しておいて欲しいもの。

プールのあとは、再びムスタファ・センターで買い物。一昨日は、もっぱらお土産の小物とチョコの売り場ばかりを見ていたが、今日は電化製品、貴金属、生鮮食料品などの売り場も、見て回る。電化製品は日本と比べても同じぐらいの値段。安いのは、やっぱり果物、野菜の類だが、ここで夕飯の食材を買出しするわけにもいかず。おやつにフルーツを買って帰って、ホテルの冷蔵庫で冷やしておいて食ったら良いかもしれない。けっきょく買ったのは、KAYAジャム、Tシャツ、キーホルダなどの小物、ナッツとかのお菓子少々。KAYAジャムは、ココナッツ、卵、砂糖が主原料の甘いペーストで、トーストに塗って食べるもの。KAYAトーストが名物の飲食店もあるぐらいで、シンガポールの朝食定番メニューだ。食べると、ゆで卵にしたときの黄身のざらっとした感触と味が、しっかりする。

午後は市内を散策するつもりなので、部屋に戻って荷造りして、11:00過ぎにチェックアウトする。荷物はフロントに預けて、18:15のピックアップまでは市内散策に出発。

<市内散策>
午後は、オーチャードロード散策から始めて、定番の観光ポイント散策する予定。タクシーで行ってもいいのだが、値段が安いのと乗り物好きの長男Kの希望とで、地下鉄=MRTに乗る。ホテルからは、ファラーパークという駅が歩いて2分ぐらいで、すぐ近く。MRTの切符は、若草色のICカードで、乗車駅の自動券売機で、デポジットS$1+乗車賃でカードを買い、降車駅でカードを返却してデポジットを払い戻してもらうしくみ。払い戻しがめんどくさいけど、使い捨ての切符ではないので、環境には貢献している。路線が東北線、南北線のようなネーミングになっているので、どう走っているか分かりやすいし、列車の到着案内もわかりやすい。車内もきれいで安全。

東北線から南北線に乗り換えて、オーチャード駅で下車。 オーチャードロードを歩いて、まずは儀安城。ここは高島屋が入っていて、地下のフードビレッジを目指す。 ガイドブックによるとローカルフードに加えて、日本食も食べられるとのことだったので、ここを昼食に選んだ。 ただ、あれこれ探したものの日本食を売る店はみあたらなかったので、タイ料理の店で、チキンのレモンソース定食×2、ビーフの炒め物定食×1、ヤキソバ×1を注文する。 いずれも、酸っぱくて辛いスープ、トムヤムクン付き。 インディカ米だが白いご飯と、サラダ、雪菜の炒め物、ソフトドリンクが付いている。この4人前で計S$26なので、2,000円ぐらいか。 セントーサ島やシンガポール動物園などの観光地だと、飲み物だけでソフトドリンクS$5とか、ビールだとS$10とかなので、飲み物代だけで食事が出来た気分。

食事の後は、サマーセット駅までオーチャードロードを歩く。途中に、セブン・イレブンがあったので、ちょと覗いてみると、日本と同じく、鮭や昆布のおにぎりが売っている、1個S$2。日本のマンガも売られていて、ポケモンのけっこう最新刊が英訳されていたりする。マンガ文化強し。オーチャードロードでガイドブックの地図を広げて見ていたら、地元のおばちゃんが「Can I help you?」と聞いてくれたので、サマーセット駅に行きたいんや、と大阪弁ではなく、英語で聞くと、「すぐ先や、There is KANBAN」と教えてくれた。最初は、日本語の看板のこととは分からずに「Thank you!」と返しておいたのだが、ちょっと歩くと確かに、サマーセット駅こっち、の看板が出ていた。駅近辺が工事中なので、ちょと分かりにくくなっている。

南北線MRTで、ラッフルズプレイス駅まで行って、マーライオン公園を目指す。なんだかんだ言っても、シンガポールに行ったら、マーライオンと一緒に記念撮影をしなければ。陸地内を向いて立っているのが、小マーライオン。海に向かって水を噴いているのが元祖マーライオンで、これがママとすると、セントーサ島にあるタワーは、パパのマーライオンらしい。周囲には、ドリアンドーム=エスプラネード・センターがあり、建国記念の式典を行なうための会場が建設中。3年後のカジノ、ホテルなどに合わせてオープンする遊園地の観覧車など、ここも建築ラッシュだ。

その後は、ラッフルズ卿上陸記念地まで、またまた歩く。 昨日、一昨日とは変わって、今日はピーカンの青空なので、暑くて、汗かいてバテバテだ。 やはりシンガポールは車で移動するところと実感。 ラッフルズ卿の像の影でちょっと休憩して、次なる目標の、セント・アンドリューズ大聖堂に向かう。 大聖堂の中は、高い天井とステンドグラスの下、室内は涼しく、持参したペットボトルの水を飲みつつゆっくりする。 お祈りの時間とかに当たっていたら、こんな風に休憩には使えなかったかもしれない。イエス様、ありがとう。

市内散策の最後は、サンテック・シティ・モールの「富の噴水」。サンテック・シティは、ダックツアーの乗り場で、一度行ったことがあるから、なんとなく場所も分かっている。暑い、しんどい、を連発する次男Sにも、着いたらアイスでも食って休憩、と言い聞かせて、サンテック・シティ・モールまで到着。さすがにビル内は冷房が効いていて涼しい。ウィンドウ・ショッピングしながら、「富の噴水・Fountain of Wealth」まで行く。風水に基づいて作られているそうで、リング状に吹き上げている噴水の水に触れながら、願い事を心にしつつ3周すると、願い事がかなうということになっている。夜は噴水とレーザー光線のショーもあるらしいが、今回は見ている時間がないので、パス。モールの中に戻って、コンベンション・センター内のフードコートで、カキ氷を食べる。マンゴーがふんだんに入っていて、S$3とはお買い得か。

サンテック・シティーからは、シティ・リンクと名づけられた地下街が、地下鉄のシティ・モール駅まで続いているので、ここを通って駅まで。歩く距離は短くならなくても、地下を歩くのは快適だ。再びMRTでファラーパークまでもどって、18:00ちょい前にホテル着。預けておいたスーツケースを受け取って、ピックアップを待つ。

18:15、到着の日に出迎えてくれたリンさんが、ピックアップに来てくれて、マイクロバスでまずは、免税店「DFSギャラリア」でお買い物。こういうツアーでは、帰国の日の夕方にDFSでのお買い物がセットされているパターンが多いが、ちょうど会社帰りのラッシュアワーの時間帯なので、この日もホテルからDFSまで、ずいぶん時間がかかって、お買い物時間は1時間弱に短縮された。ここだけで、みやげ物を買いそろえようと思っていたら、全然時間が足りなかっただろう。

ツアーでは、一人あたり500円のお買い物券がプレゼントされるので、買わなきゃ損みたいな気になるが、お一人様一回につき一枚しか使えないので、ブランド物のお買い物には、ほとんどスズメの涙気分だ。けっきょくS$12の鍋つかみ二個を、一人一個ずつレジに持っていって、二枚の500円券を使った。ブランド物としては、妻の財布。4階に入ってすぐのCOACHで、店員のおね〜さんが、最新デザインじゃないけど半額でお薦め、と宣伝してくれたのを買う。黒の財布で、最新のヤツよりはこっちの方がデザインがかっこ良い。

3年前に出張で来たときには、1階にもっと小物類や、お菓子の種類がたくさんあって、チョコだの、クッキーだの、ぬいぐるみ、携帯のストラップだのの、ご近所土産を買い揃えたもんだが、だいぶレイアウトが変わっているし、小物類が減った。こういう種類の買い物だったら、ムスタファセンターの方が、安いし、面白い。ブランド物もDFSギャラリアが必ずしも安いわけではないので、時間があれば空港の免税店をゆっくりみて、買った方が得だと思う。DFSギャラリアもメリットは、お土産もブランドも一箇所に揃っているので、ここだけで片付くこと。シンガポール初回はツアーに乗せられて、ここで買うのも良いが、二回目以降は、もっと自分でプランして、買い物も工夫できると思う。

お買い物のあとは、いよいよシンガポールを後にするために、チャンギ空港第一ターミナルへ。マイクロバスの中で、リンさんが消費税の払い戻しの手続きについて説明してくれる。シンガポールの消費税は5%だが、旅行者の場合は、日本円で8,000円相当以上の買い物すると、還付手続きが可能。買い物をした際に、払い戻しの申請書をもらっておいて、これを税関通過後に払い戻ししてもらうことができる。S$10戻ってきたので、アイスクリームでも食べることにする。

リンさんとは空港でお別れだったが、現地では、いつも我々含めた2〜3家族に添乗員1人だったので、彼らも目配りが届いていて、案内も聞き取りやすかったし、質問もしやすかった。二日目のツアーで、バルーンに乗りそこねた時に、他のツアーの団体とで出会ったが、30人ぐらいの旅行客にガイド一人、という状態だったので、こじんまりしたツアーの方が良いという印象をもった。

さて、時刻は21:30ごろ。飛行機の出発は23:10なので、ちょと空港内をブラブラして、免税店で買い物したり、夕食を食べたりして過ごす。シンガポール最後の夕食は、2階のフードギャラリーで取る。ローストチキンの定食と、バーベキューチキンの定食。どちらもご飯大盛りだ。

帰国の便は、JALの722便。出発が23:10なので、日本時間だと、9月1日の0:10ということ。さすがに4日間の疲れも溜まって、眠たい。座席に座る早々に、就寝。あとは関空に着くだけだ。

(2007/9/29更新)

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