指南その7 <ボンデッド>


バーボンのボトルには「ボンデッド(Bonded)」とか「ボトルド・イン・ボンド (Bottled In Bond 略して B.I.B)」と書かれた物があります。たいていは金文字 か飾り文字で、いかにもありがたそうな雰囲気が致しますし、値段も高いようです。

んじゃあ、「ボンデッドってなんじゃろお?」というのが今回のオハナシです。

「バーボンが、連邦アルコール法に定められた規定に従って作られたウイスキーで ある」ということは、「指南1:バーボンって、なに?」のところでご紹介致しま した。「ボンデッド」というのもこれと同様に、1897年に定められた「ボトル ド・イン・ボンド法」という法律に基づいて作られたウイスキーであるという証で す。ちなみに、ボンデッドと冠したウイスキーの97%はバーボンであります。

それでは、「ボンデッドと名乗る条件は何か」というと、

1.製造されてから4年以上熟成させたものであること。
2.標準アルコール強度100プルーフ以上で、瓶詰めされていること。
3.単一工場で同じ業者によって製造されたものであること。
4.同じシーズン、同じ年に製造した、純粋に単一のウイスキーであること。

このバーボンは、連邦政府管理下の保税倉庫に留め置かれ(これをボンデッドされ るという)ます。そして、出庫の際にメーカーが税金を連邦政府に納める仕組みに なっています。要するに、充分時間をかけて熟成させた、ストレート・ウイスキー であることを連邦政府が保証したものが「ボンデッド」ということですね。

従って「ボンデッド=うまいバーボン」でないことは、いうまでもありません。法 律上に規定されたある基準に合致したバーボンである、ということを意味するだけ なのですから。むやみやたらにボンデッドを有難がることは避けたいものです。

ま、たいていの場合、ボンデッド・バーボンはうまいもの、でありますがねっ(^_^)。

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