指南その11 <バーボンのカクテル>


さてさて、今回はちっと趣向をかえて、バーボンをベースにしたカクテルのご紹介 であります。本来なれば、カクテルのオハナシは「日本バーテンダー協会賛助会員 :れもん・は〜と氏」の専門でありまして、私ごときの出る幕ではないのですが、 ま、そこはご愛敬、バーボンのオハナシということでご容赦を願って、3種類の代 表的なカクテルをご紹介します。

以下にご紹介したものは、いずれも材料をグラスにいれてステアするだけのもので すから、シェイカーなどの特殊な器具は不要です。いつもストレートばっかりで、 ちっとは目先の変ったものをのんでみたい方(あ、わらしのコトかな?(^_^;)は、 一度チャレンジしてみてください。  

「ミント・ジュレップ」
バーボンとくればケンタッキー、ケンタッキーとくれば競馬も本場のケンタッキー ・ダービー(ここらは、moon氏が得意の領分ですな)。このダービーの時に飲 まれるカクテルがミント・ジュレップです。ダービーを見ながらアウトドアで飲む のが正統的な取り組み姿勢でありましょう。

それでは、「熊手篤男著/オンリー・ロンリー・バーボン」より、「最も正統的な ミント・ジュレップのレシピ」を
I.W.ハーパー60ミリリットル
10ミリリットル
パウダーシュガー2ティースプーン
ミントリーフ5枚
1)ミントの葉はてのひらに乗せて、手をたたく要領でつぶす(山椒のはっぱをつぶす時の要領ですね、でもミントの葉っぱって近所のダイエーで売ってるんだろか・・・)。
2)水とパウダーシュガーを混ぜて良く溶かしたところにハーパーを注ぐ。
3)クラッシュド・アイスを詰めた大きめのゴブレットでサービスする。
飲む時はストローを使うのですが、これを一本さすか二本さすかにも諸説があるそうですな。

「マンハッタン」
マティーニのバーボン版ともいえるスタンダード・カクテルです。使うバーボンの 個性でかなり違うものができますが、ここでは甘口のレシピを紹介しましょう。 「ザ・バーボン Part.3」に載っていたものです。
バーボン40ミリリットル
スイート・ベルモット10ミリリットル
アンゴスチュラ・ビターズ1ダッシュ
これが、前述の「熊手篤男著/オンリー・ロンリー・バーボン」ですと、次のよう なレシピになります。
オールド・グランダッド45ミリリットル
ドライ・ベルモット15ミリリットル
オレンジ・ピール一片

「オールド・ファッションド」
文字通り、オールドファッションド・グラスで楽しむカクテルです。
バーボン45ミリリットル
角砂糖1個(1個全部じゃ多過ぎるかもしんない)
アンゴスチュラ・ビターズ数ダッシュ
1)オールド・ファッションド・グラスに角砂糖を入れて、アンゴスチュラ・ビターズを振りかけてしめらせた後、バーボンを少量いれてかき混ぜて溶かす。
2)大きめの氷を3,4個入れてさらにかき混ぜ、残りのバーボンを注いでステアする。
3)このあとでレモン・ピールを入れたり、オレンジ・スライスを入れたりするのは、それぞれの好みでどうぞ。これも「ザ・バーボン Part.3」に載っていたものです。  

以上、代表的なバーボン・ベースのカクテル3点をご紹介しました。こういう代表 的なカクテルには、たいてい作り方に諸説があるものです。やれ、ミント・ジュレ ップのミントの葉は芽ぶいたばかりの若葉に限るとか、逆にある程度成長した葉が よいとか。最後にミントの枝をささないと完成しないとか。マンハッタンにしても、 ライ・ウイスキーでつくるのが正統派だとかなんとか・・・。

まっ、よ〜するに自分で作ってみて旨ければそれでよし。バーボンベースの「カク テル・マフマフ」だって良いでしょう。とにかくストレートを飲み飽きたあなた、 とりあえず色々やってみては、いかがですか。

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