シンガポール出張記 −3月14日(月)−

3月14日(月)
朝食は、ホテルのロビーにあるカフェでバイキング。メニューは昨年泊まった時と変わっていない?。パンは藤の籠に入れて置かれているのが、ナッツ入りの甘いのと黒パン。テーブルロールとクロワッサンは、ランプで温めたガラス扉の入れ物に置いてある。あとは薄めにスライスした食パン。飲み物はジュースが、オレンジとパインの二種類、コーヒー、紅茶、牛乳。シリアルは自分で砕いて細かさを指定できる。サラダは、トマト、レタス、パプリカ、赤カブのピクルス、色とりどりの豆、ザワークラウトなど。ドレッシングはサウザンドだ。チーズは一枚ずつラッピングされた薄いの、これはトーストにでも乗せるのか。あとは、ハードタイプのとカマンベール。メインディッシュになる料理は、下からアルコールランプで温めた金属の容器に入れてある。ソーセージ、豆の煮たの、ベーコン、目玉焼き、ハム。チャイニーズ向けなのか、お粥もあって、ふりかけも置いてある。これらを好きなだけ取ってこれるので、ついついたくさん盛ってしまう。難点は食器の回収が早くて、空いた皿があると、他の皿を食べている最中でも、とっとと持っていってしまうこと。

タクシーで会社に移動して仕事。

昼食は、現地のJさんに会社のカフェテリアに案内してもらう。5つのカウンターがあって、それぞれマレー料理だの、ベジタリアンメニューだのと料理の種類が分かれている。Jさんが色々とメニューを説明してくれるのだが、どうも要領を得ず困っているところに、現地採用の日本人女性でNさんが来てくれた。彼女のアドバイスで、焼きソバと鶏手羽の煮込んだのを食べることにする。これで、S$2ちょっと。ソバは、日本の焼きそばと良く似た黄色っぽい麺ともう少し細い白い麺とが混ざっている。鶏の方は醤油ベースの味でよく煮込んであり、肉が骨からほろっとはずれる。どちらも美味。たまのことなので、こういう食堂も楽しい。

午後もそれなりに仕事。予定を1時間ぐらいオーバーして検討会を終わる。

夕食は、昨年の渡航時にもお世話になったYさんが、「文東記」というシンガポール料理の店に案内してくれた。帰国してからインターネットで検索すると、けっこう有名店らしく、7ヵ所の店があるそうな。HPも持っていて、URLは、http://www.boontongkee.com.sg/。URLの綴りからみると「ブーントンキー」とでも読むのか。行ったのは、Balestier Roadの本店で、道路沿いの外のテーブルで食べる。注文したのは、

ここまでオーダーした後で、あとは何にしようかと更にメニューを見ていたら、オーダーを聞いていた店のおばちゃんに、"Enough!"と言って止められた。出てきた料理は、どれもボリュームがあって、たしかにこれ以上注文しても食べられなかっただろう。名物はチキンライス。日本でチキンライスというと、細切れの鶏肉が入ったケチャップ味の炒めご飯だけど、ここで出てくるのは、茹でた鶏のぶつ切りと小さな茶碗に入ったご飯のセット。ご飯はチキンのスープで炊かれていて、これでチキンライスということらしい。茹で鶏定食といったところか。ここではタイガービールを瓶で二本、日本でいう大瓶のサイズ。

鶏は丸ごと茹でてから、骨ごとぶった切ってあり、一羽分ぐらいが、皿に乗って出てきた。食べるのは、骨がちょっと面倒だけど、皮と身の間のゼラチン質のところも美味しい。豚バラの煮込みも醤油ベースでご飯に合う。海鮮の鍋はとろみのあるスープに、ホタテガイ、海老、厚揚げ、しいたけなどが入ってボリューム感満点。豚レバーの炒め物は日本でも良くあるレバニラ風。最後に、ジャスミンの香りのする中国茶を飲んで終了。

この後は予定がある、というY氏と別れ、タクシーでホテルに引き上げる途中、道路の両側を見ているとドリアンショップというか、棚全部がドリアンの店が何軒もある。これ一種類だけで商売になるとは、さすがにキング・オブ・フルーツだ。ダンボールにマジックで書いたような値札を見ると、値段は1個S$2ぐらい。タクシーの運ちゃんによると、マレーシア産やタイ産が上質らしい。

ホテルに戻って、メールのチェックをする。パラマウントホテルでは、インタータッチというプロバイダ(?)を使っていて、各部屋にLANケーブルが出ている。パソコンに繋いでHPを閲覧しようとすると、最初に料金説明の画面が現れる。一日の上限額があるとはいうものの、S$25も払ったら、日本じゃ一か月分の繋ぎ放題の価格。まだまだインターネットは高いようだ。気をつけないと、従量制でどんどん課金されてしまうので、ゆっくりサイトを見るのは無理。メールを書き溜めておいて、一気に送受信をやってしまうに限る。15年ぐらい前のパソコン通信をやってるころの気分だ。ただスピードは日本と比べても遜色なく、安定して接続できる。

あと感心するのは客室のセキュリティ。エレベータは部屋のカードキーを挿さないと動かないし、それも自分の部屋のカードと行き先のフロアが合ってないと動かない。写真に載せた行き先指示ボタンの下にカード挿入口がある。部屋の窓はロックされていて、ベランダに出ることも出来ない。他に部屋の設備は、テレビ、冷蔵庫ぐらい。冷蔵庫の中身は、タイガービールにペプシ、ミネラルウォータといったところ。ベッドはべらぼうに広く、枕が三つも並んでいる、縦より横が二倍ぐらい合って、これなら相撲取りでも大丈夫そうだ。バスルームに歯ブラシとバスローブがなかったのはちと不満だが、ビジネスホテルと割り切ったら、こんなもんか。テレビはNHKが映るので日本語が懐かしくなったら、ここで見られる。大河ドラマや連続テレビ小説だって、出張中にも途切れずに鑑賞できるというものだ。

(2005/3/18更新)

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