2007年夏・シンガポール旅行記 −2007/8/29(水)−

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<ホテルの朝食>
旅行2日目=シンガポールの実質初日は、6:30にモーニングコールで起床。日本だと、陽も上がってる時刻だが、シンガポールはまだ暗い。 天気が悪いせいかと思っていたが、考えてみると緯度が低いからで、北欧で白夜になるのは緯度が高いからだった、などと地軸の傾きを実感する。

さて、まずは朝食。ロビーにある「スパイス・ブラッセリー」というレストランで、バイキング。パンは食パンの白いのと胚芽入りのに、クロワッサン。パンを焼くトースターが面白く、ベルトコンベアみたいなのにパンが乗って動いていくうちに、ヒーターで焼かれて下から出てくる。

パン以外の主食では、お粥、オートミール、シリアル。日本人向けなのか味噌汁もあり。おかず類は、ハム、ベーコン、チリビーンズ、スクランブルエッグ、ソーセージ、ヤキソバ、ハッシュドポテトなど。オムレツや目玉焼きを注文で焼いてくれるおばちゃんもいる。サラダの野菜に、デザートの果物、飲み物は、牛乳、リンゴジュース、オレンジジュース、コーヒー、紅茶といったところ。お皿を下げにくるのが、ちょっと早くて、デザートを取りにいって戻ってきたら、おかずを盛っていた皿とナイフ、フォークを持っていかれたり。近くの空いてるテーブルから、勝手に持ってきて使っていたので、べつだん問題なかったが、、、、。

<シンガポール・ズー>
朝は、8:15に現地の添乗員が迎えに来てくれて、シンガポール動物園に行く。昨日迎えに来てくれたリンさんではなく、今日から二日間の案内はロイさん。リンさん同様に日本語をこなす。リージェントホテルに寄って、もう一家族をマイクロバスにピックアップし、シンガポール動物園へ。動物園はシンガポール北部にあって、高速道路を使って30分弱。

動物園までの道すがら、ロイさんがシンガポールのことを色々と案内してくれる。国土の広さが東京23区とおなじくらい。今年2007年で建国42周年。人口は450万人で、中国人:マレー人:インド人:その他=78:14:7:1。3年後の建国45周年までに、人口を650万人まで増やすというのが政府の方針で、フィリピン、インドからの人の受け入れも多いそうだ。国の補助があって安いローンが組めるので、90%の人は持ち家。借家も家賃が月6,000円ぐらいらしい。

ロイさんが入り口でチケットを買ってくれて、園内へ。動物園では、まず朝食が食べられる場所で、チンパンジーと一緒に記念写真。 その後は、象のボディブラッシングを見物するショー。椰子の繊維で作ったブラシで、二頭の象を洗うのを見る。 このあたりから天気が悪く、雨続き。雨季でもないし、好天続きを期待していたのだが、聞けば昨日も午後二時ぐらいまで大雨だったそうな。雨具の用意はしていなかったので、園内で売られているポンチョを買う。10:30開始予定のアニマルショー「ワンダー・オブ・ザ・ワールド」も中止で、つづいて11:00からのアシカのショー「スプラッシュ・サファリ・ショー」も、これまた中止。 いずれも屋外で屋根もないので仕方ない。見物できたのはホッキョクグマのショーぐらいだった。 それでも、トラムに乗って見物する動物達は、日本国内のいろんなサファリに比べると、動物達との距離が非常に近いし、 とてもオープンな環境になっている。アナウンスが英語なので、よく分からないが、動物達を見る分にはあまり関係ないか。 歩いて見回れるルートでは、ホワイトタイガーや、バビルーサなどの珍しい動物も見られたし、園内の看板は、英語、中国語、日本語の3種類の言葉で書かれているので、見て回るには不自由しなかった。

動物園のあとは、いったん市内中心部に戻って、「麗郷園大飯店・Rekyo Inn」で昼食。 昨夜の夕食が一緒だったご家族も来ていたので、ベストツアーのお客は、みなここで昼ごはんとなっているらしい。 スープ、青梗菜と厚揚げの煮びたし、焼き飯、ヤキソバ、ペーパーチキン、ミンチのレタス包み、チキンライス、デザートはマンゴープリンとけっこうボリュームが多い。 ペーパーチキンは鶏肉がとても柔らかくなっていて、「お箸がスっと入ります」というグルメリポータのコメントのようだ。 ここも飲み物は別料金で、ビールはS$10と高いので敬遠し、グァバジュースとライムジュースにしておく。 グァバは美味かったが、ライムはイマイチだった。昨夜もそうだったが、ツアーの食事には飲み物が含まれていなくて、別料金が必要。ジュース類はS$5、ビールはS$10ぐらいで、ここで意外と出費な印象がする。

<午後のフリータイム>
今日はナイトサファリが予定されているので、夜に再びシンガポール動物園に行くのだが、午後はいったんホテルに戻って夕方17:00までフリータイム。近くの寺院見物と、ホテルとなりのムスタファセンターでみやげ物を買うことにする。

とりあえず、ホテルから近いシェランゴン通りにある寺院をいくつか見て歩く。まずは、スリ・スリニバサ・ペルマル寺院。 入り口が数々の像で飾られていて、靴は脱いで参拝するようになっている。天井もカラフルに彩られているが、日本の寺院も宝相華文様で飾られていたのだから、ある意味よく似た感じもする。 狛犬(?)らしき飾り物もあるのだが、眼を向いているのがみょうに可愛い。 千燈寺院の大仏を見た後は、シェランゴン通りを南に向かって、次はスリ・ビーラマカリアマン寺院。 ちょうど午後のクローズの時間帯だったので、内部は見られなかったが、外見はスリ・スリニバサ・ペルマル寺院同様に数々の象で飾られている。 お寺見物のあとは、シェランゴン通りの東側の商店が並ぶ方を北上。 まるで三宮のガード下に並ぶ店を見物しているようで、あらゆる雑貨が売られていて面白い。 ジーンズS$5なんてのもあるし、ココナッツの実のジュースがS$1だったりして見飽きない。

お寺に行く途中でフットマッサージの看板を見つけた。10分でS$8.8だから700円ぐらいか、日本でも最近は駅でマッサージを見かけるが、値段はそんなに変わらない。果物屋さんの奥に、ズラリと並んでいるのはドリアン。買ってみたいのだが、ホテルは持ち込み禁止と言うし、チラと見ただけで通り過ぎる。

ざっと見物を済ませた後は、みやげ物を物色しつつ、涼むために、24時間営業のショッピングセンターのムスタファ・センターへ。入ろうとしたら入り口で呼び止められて、長男Kのリュックのファスナーが開かないように、留め具で留められた。盗難防止のようだ。次男のリュックには何も言われなかったので、大きめのバッグだけが対象みたい。また、スーツケースのような大きな荷物も、店内に持って入らないように、入り口横で預かっている。

店内は、貴金属から、生鮮食料品、薬、化粧品、電化製品に衣料品、観光客向けのお土産と、何でも売っている。日本産の品々もそのままのパッケージで売っていて、近所のスーパーで見慣れた液体石鹸を外国で見るのも不思議な感じ。ただ、中には怪しげな日本語表記の商品もあって、ひらがなやカタカナを真似して日本語っぽく書いたな、と思うものもある。「カボチセ特色餅」なんて、「セ」と「ャ」は日本人以外には、おんなじ文字に見えるのだろう、と思ったりする。そういえば、チャンギ空港での入国審査の列でも、カウンターの上の電光掲示板に「外国9旅行者の方」などと書いてあって、あれは「9」ではなく、ひらがなの「の」の字なんだろうなと、3年前の出張の時も、今回も同じことを思った。

チョコレートとクッキーだけでも、けっこうな売り場の広さだ。マーライオンチョコは、だいたい2箱でS$11〜S$13なので、1,000円前後。BUY 1 GET 1 FREEというシールが貼ってあり、一箱買うともう一箱ついてくる、という宣伝文句。ようは2箱セット販売だが、1箱500円程度と安いので近所や職場へのお土産は、全部ここで買い揃えた。旅行でめんどくさいお土産の購入だが、これを片付けたので、ちょっと気分がラク。あとの買い物はもっぱら自分達の分だけだ。

ホテルに戻って、ナイトサファリまでに時間があるので、子供達を連れてプールへ。受付の台帳に部屋番号を書いて、バスタオルを貸してもらう。白と青のストライプので、かなりデカい。プール以外には、SPAとジムもあって、トレーニングしたい人にもOK。シャワー&お着替えルームも準備されていて、施設が揃っている。

プールは子供用と大人用の二つ。子供用は50センチぐらいの水深しかなく、パチャパチャ水遊びする子供向け。大人用は長さ18mと短めなものの、ほとんどの部分が水深2mあって、ちゃんと泳ぐ人用。ウチのガキ共はこのプールでもぐったり泳いだりで、小一時間を過ごす。

<ナイトサファリ>
17:15にお迎えが来て、ふたたびマイクロバスで動物園へ。昼に見物したところとは隣り合わせの場所だが、ナイトサファリのエリアは、日中公開している動物園とは別に設けられているそうだ。同じライオンさんでも、昼間のお仕事担当と、夜のお仕事担当とがいる、ということらしい。

ナイトサファリに到着したら、まず18:00ごろから夕食。ボンゴバーガーというハンバーガーレストランで、チキンかビーフのいずれかのバーガーを食べる。旅程表にハンバーガーで夕食と書いていたから、物足りないのではと思っていたら、付け合せのポテトもたくさんでボリューム十分。今回のツアーについている食事では唯一、ここだけは飲み物付きだった。大人はビール、子供はウーロン茶にする。

夕食のあとは、19:15ごろから動物達のショー、鳥、チンパンジー、イタチ、オオカミらが愛嬌を振りまく。途中でアクシデントを装って、客席から3mぐらいある蛇をひっぱり出したりしていた。ショーの最後はゴミの分別回収を動物達がやってみせて、環境を守りましょうと言うメッセージを添える。そういえば午前中のホッキョクグマのショーでも、地球温暖化の件をアピールしていたっけ。ロイさんのアドバイスのおかげで、会場に入って直ぐの、上の方の席を確保したせいで、ショーも良く見えたし、次のナイトサァファリの列にもスムーズに並べた。

ショーの次は、20:00ごろから今夜のメイン、トラムで回るナイトサファリ。これは日本語の案内が付くので、ガイドを聞きながら、右を向いたり、左を見たり。35分ぐらいのコースだ。2台のトラムに対して、女性のガイドさんが一人で説明するので、「1号車のトラムのみなさま、右手に〜〜〜〜」とやったあとに、すぐさま「2号車のトラムのみなさまには、まもなく右手に〜〜〜」と、同じ説明を見事に2回やってのけるのは感心。立て板に水のごとくという表現を久しぶりに思い出した。トラム以外にも歩いて回るルートもあるので、ホントに近くに動物達を見ることが出来て、面白かった。

21:00ごろに、ふたたびマイクロバスに乗って、ホテルに戻り就寝。

(2007/9/29更新)

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